1億円以上を資産運用するにあたっての注意点とおすすめの方法とは?
更新日:2022年01月15日
現金や貯金での金融資産が1億円以上あっても、銀行や金庫などに置いておくだけでは資産は増やせません。しかし、資産運用すると資産を増やせますし、元手が大きいからこそ可能な運用方法もあります。この記事では、1億円以上の資産運用におすすめの方法を紹介します。
1億円は貯金で持っておく?資産運用するのがおすすめな理由
資産が1億円ある場合、減らさないようリスクを避けて貯金している人もいます。貯金はリスクが少ない反面、増えにくい側面もあります。
貯金で1億円を持っておくことと資産運用することでは、資産にどの程度の差が出るのかを、数字を比較しながら見ていきましょう。
元となる金額が大きいからリターンが大きい
同じ金利で資産運用しても、元となる金額が大きいほど、金利で得られる利益の総額が高額になります。
例えば100万円と1億円を金利(年率)3%で運用した場合、1年後の金額は下記の通りです。
運用額 | 1年後の利息 | 1年後の資産 |
100万円 | 3万円 | 103万円 |
1億円 | 300万円 | 1億300万円 |
同じ金利3%でも、1年後の利息は元手に比例して100倍の差があります。
つまり元となる運用額が高額であるほど、高額なリターンを獲得できるのです。
銀行に預けていても資産が増えにくい
日本にある銀行の金利は低水準を維持しており、年率0.001〜0.002%程度。
ネットバンクなど一部の銀行では金利の年率が0.20%前後の定期預金がありますが、それでも1%にも満たない水準で推移しています。
投資はリスクもありますが、銀行に預けるよりも高額なリターンが期待できます。
さらに利益も再投資する複利商品を選ぶことで、どんどん資産は増えていくでしょう。
1億円以上を資産運用するならヘッジファンドなど富裕層向けの金融商品もあり、銀行に預けておくよりもおすすめです。
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資産運用するといくらになる?
1億円を資産運用すると、数年後の金額に大きな差が出ます。配当を再投資しながら年率5%で資産運用する場合と、年率0.002%の定期預金に預ける方法を比較しました。
開始時 | 1年後 | 2年後 | 3年後 | 4年後 | 5年後 | 10年後 | 15年後 | 20年後 | |
年率5%で資産運用 | 1 | 1.05 | 1.10 | 1.16 | 1.22 | 1.28 | 1.63 | 2.08 | 2.65 |
年率0.002%
の定期預金 |
1 | 1 | 1 | 1.0001 | 1.0001 | 1.0001 | 1.0002 | 1.0003 | 1.0004 |
(単位:億円)
つまり資産運用すると15年後には2倍以上になっていますが、定期預金ではほとんど現状維持のままです。
資産運用にはリスクはありますが、1億円以上の余剰資金があるなら、利益を獲得できそうな投資商品を見極めて、資産を増やしていきましょう。
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1億円を資産運用する際に検討すべき方法
1億円を資産運用して増やしていきたいなら、資産運用方法選びも大切です。中には富裕層向けの金融商品や、ある程度の金額がないと始められない運用方法なども存在します。
ここでは、1億円以上の資金がある人に適した資産運用方法を紹介します。
株式・投資信託
余剰資金の資産運用方法として代表的なのが、株式・投資信託への投資です。
株式・投資信託は、購入時よりも値下がりすることがあるので、1億円という高額な資金を投資するなら、分散投資が基本です。
国内や海外の株式、ETFやREITなどの投資信託などがあり、会社や金融商品によって、リスクや安定性などが異なります。
特定の株式に偏ることなく、分散させながら、株式・投資信託に投資して運用していきましょう。
アパート経営
1,000万円程度では難しくても、1億円あれば可能な資産運用方法が、アパート経営です。
アパート経営には、既に建てられている物件を購入する方法と、新たに建築する方法があります。
アパートの規模にもよりますが、建築費用は3,000万〜4,000万円であるため、1億円もあれば問題なく建築できるでしょう。
立地のいい既存物件なら購入しても十分利益を得やすいので、購入後リフォームして条件をよくして、貸し出すのもおすすめです。
アパート経営についてより詳しく知りたい人のために、「新大家ライフ(https://shin-ooya-life.7-16.work/seminner/)」ではセミナーを開催しています。ぜひ参加を検討してみてください。
ヘッジファンドなど大口投資家のみに開かれた投資商品も検討してみる
ヘッジファンドとは、機関投資家や個人資産家などから私募の投資信託の形を取って、高い運用利回りをねらう基金のことです。
ヘッジファンドは投資額が1,000万円以上になっていることが多く、1億円以上の投資を検討している人に適しています。
ヘッジファンドには運用手数料がかかりますが、投資のプロであるファンドマネージャーが売買タイミングを見定めてくれ、手間がかかりません。
中には平均利回り10%を超えるヘッジファンドもあり資産を増やすのに適しています。1億円以上の投資をしたいのであれば、ぜひ検討してみてください。
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1億円を資産運用する際の注意点
1億円という高額な手元資金を資産運用するからこそ、気をつけるべき点は多いです。ここでは、1億円を資産運用する際の注意点を見ていきましょう。
分散させる
NISAやiDeCoなどで株式や投資信託への投資を行った経験があり、株式投資にある程度慣れている人は多いかもしれません。
経験したことがある人も多いかもしれませんが、株式投資には貯金と違ってリスクがあるのでリスクを分散するのが大切です。
特に海外の株式は、値下がり・値上がりのリスク以外に、為替変動リスクもあります。
特定株式に資金を集中させるのではなく、国内株式や海外株式など、複数の銘柄に分散させましょう。
ヘッジファンドなら、投資家が分散投資してくれるため、自分で分散させる手間がかかりません。
金融機関の勧誘には即答しない
銀行や証券会社などの金融機関に高額な資産を預けていると、営業担当者や支店長などから勧誘されることはよくあります。
自分の利益に結びつく場合もありますが、営業担当者の利益にはなっても投資家の利益に結びつかない商品も多いです。
金融機関から金融商品購入の勧誘を受けても、即答せずによく検討してください。
減らさないことを重視する
金融商品の中には、ハイリスクな商品も多いです。とくにFXや仮想通貨などは、状況によっては大損してしまうこともありますので避けましょう。
1億円という高額な資金を減らすことなく資産運用するなら、できるだけリスクを避けるのが大切です。
利回り3%程度と低めでも、できるだけリスクを抑えられる投資方法を選びましょう。
まとめ:1億円あるなら資産運用でさらに増やしていこう
1億円の手元資金があっても、銀行に預けておくだけではほとんど増えず、10年後、20年後もほぼ同じ金額のままです。
リスクを避ける点などに注意しながら、資産運用でお金を増やしていきましょう。
1億円に見合う資産運用方法には、ヘッジファンドなどを活用した株式・投資信託への投資や、アパート経営などがあります。
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