空室対策にはインターネット無料が効果的!メリットと導入のポイント
「インターネット無料は空室対策に効果はあるの?」「毎月の費用が回収できるのか不安」といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。インターネットを導入することで、工事費用や毎月の維持費がかかるため、家賃で回収できるのか不安ですよね。
しかし、インターネット無料は需要が高い設備であるため、空室対策として効果的なのです。この記事では、インターネット無料を導入するメリットやポイントを詳しく紹介します。
なぜ空室対策にインターネット無料が効果的なのか
空室対策には、インターネット無料が効果的です。その根拠として、全国賃貸住宅新聞の人気設備ランキング2021によると、人気設備第1位はインターネット無料、第2位は高速インターネットとなっていることがあげられます。
インターネットはもともと人気のある設備でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、在宅ワークやオンライン授業が増えたことから、一層ニーズが高まりました。インターネットは一人暮らし、ファミリー層どちらにもニーズがあるため、導入することで空室対策になります。
(参考:『人気設備ランキング2021 コロナ下急増編』/全国賃貸住宅新聞:https://www.zenchin.com/news/content-30.php)
入居者がインターネット無料物件に住む3つのメリット
インターネット無料を導入することで、入居者にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
一番のメリットは、入居してすぐにインターネットが利用できる点です。入居してインターネット回線をつなぐには、プロバイダーとの契約や工事の手間などがかかります。また退去する際にも解約の手間が必要ないのも大きなメリットです。
ここでは、入居希望者がインターネット無料物件に住むメリットを3つ紹介します。
入居してすぐにインターネットが利用できる
入居者にとって、入居後すぐにインターネットが使えるのは大きなメリットです。通常インターネットを利用するためには、以下の手順を踏む必要があります。
・管理会社や大家さんへ連絡
・プロバイダーとの契約
・工事の日程調整
このようにインターネットを利用するまで、プロバイダーとの契約や工事の手間がかかりますが、インターネット無料物件であれば省けます。特に仕事でインターネットを使う方にとって、すぐにインターネットを利用できるのは魅力的でしょう。
通信費がかからない
インターネット無料物件では、通信費がかからないのもメリットです。インターネットの通信費は月額5,000円程度、年間で6万円程度かかることがあります。その通信費がかからずに利用できるため、インターネット無料の物件はお得といえるでしょう。
インターネット解約の手間がかからない
インターネット設備のない物件であれば、自分でインターネットの手続きをし、退去する際にはインターネットの解約手続きが必要です。解約手続きやレンタル機器の返却など手間がかかります。また契約で決められた期間を満了せずにインターネットを解約すると、違約金が発生する場合があります。
しかし、インターネット無料の物件であれば解約の手間がかからず、違約金も発生しません。
入居者がインターネット無料物件に住む3つのデメリット
インターネット無料物件は、入居者にとってメリットばかりのようにみえますが、実際はデメリットもあります。セキュリティ面の不安だったり、通信速度が遅い可能性があったりする点です。
ここでは、インターネット無料物件のデメリットを3つ紹介します。
セキュリティ面での不安
「みんなと同じネット回線を使えば、個人情報が漏れるのでは?」と心配する方もいるでしょう。各部屋ごとにインターネットの開通工事をしていれば問題ありませんが、部屋のLAN接続部分に差し込むだけの場合、同じルーターに接続しているパソコンの情報が漏れる可能性があります。
ある程度セキュリティ対策は行われていると考えられますが、心配な方は管理会社に問い合せるといいでしょう。
自分でプロバイダを選べない
現在使っているプロバイダを引き継げないことや、プロバイダ契約で付いてくる特典を利用できないのがデメリットです。
特定のプロバイダを契約することでスマホ代が安くなったり、ポイント還元されたり、現金のキャッシュバックがあったりするケースがありまます。自分でプロバイダーを選び特典を受けたい人にとっては、デメリットと感じるでしょう。
通信速度が遅い可能性がある
インターネット回線を建物全体で共有するプランであれば、土日や夜間といったインターネット利用者が増えるときに、回線が混み合うケースがあります。回線が混み合うと通信速度も遅くなりやすいため、仕事や授業で利用する方にとってはデメリットです。
不動産オーナーがインターネット無料を取り入れる3つのメリット
インターネット無料は不動産オーナーにとっても大きなメリットがあります。それは、インターネット無料が人気設備であるため、セールスポイントになる点や退去率低下につながる点です。
またポータルサイトで「インターネット無料の物件」と検索するとヒットするため、物件の露出度も上がります。
ここでは不動産オーナーにとって、インターネット無料を導入するメリットを3つ紹介します。
物件の露出が増えるため訴求効果が高い
インターネット無料の物件は人気設備であるため、大きなセールスポイントになります。ポータルサイトで物件情報を検索する際も「インターネット無料物件」で検索結果に表示されるため、露出度も高くなります。
競合物件との差別化ができる
競合物件にインターネット無料が導入されていなければ、大きな差別化になります。インターネット無料は人気設備ランキングでも1位で、一人暮らし・ファミリー層から需要のある設備です。
退去率低下につながる
自分でインターネットを契約する際はプロバイダーの契約や工事など、手間や時間がかかってしまいます。居住者が引っ越しを考えたときに、次の住居での手間や時間、月々の費用がかかることに負担を感じ、転居を見送るケースがあります。
不動産オーナーが空室対策でインターネット無料を導入するポイント
空室対策でインターネット無料を導入するには、いくつか押さえておきたいポイントがあります。それはインターネット導入にかかる工事費用や維持費など、きちんと家賃で回収できるのか、きちんとシミュレーションしておくことです。
人気設備ランキングでも、高速インターネットの需要が高いため、通信速度の速い会社を選ぶ必要があります。
ここでは、不動産オーナーがインターネット無料を導入するポイントについてくわしく解説します。
費用を家賃で回収できるか
インターネットの導入には、工事費用や毎月の維持費がかかります。その費用を家賃できちんと回収できるのか、シミュレーションしておくことが大切です。膨大な費用をかけても、空室が続けば費用を回収できません。
工事費用は物件や業者によっても異なりますが、工事費用として30〜50万円程度、毎月の維持費が月額2万円程度かかります。家賃をどのくらい上げるのか、初期費用はいつまでに回収できるのか、利益につながるのか、きちんと計算しておくことが大切です。
通信速度の速い会社を選ぶ
インターネット無料を導入しても、通信速度が遅ければクレームにつながり、退去率を上げてしまうかもしれません。人気設備ランキングでも高速インターネットは2位であるため、通信速度は重視されます。
特にリモート会議やオンライン授業など、インターネットを仕事や勉強で使う方にとっては、通信速度が遅いと支障が出ます。入居者の不満につながらないためにも、通信速度の速い会社を選ぶことが大切です。
セキュリティ対策
共通のネット回線を使ううえで「個人情報の流出」といった、セキュリティ面での不安を持っている人が多いため、セキュリティ対策は万全にしておくことが大事です。
インターネットを契約する際は、セキュリティが万全か、セキュリティに関してサポートが受けられるのか、しっかりと確認するといいでしょう。
まとめ:インターネット無料を導入して空室対策しよう!
インターネット無料は需要の高い設備であるため、空室対策として効果的です。導入する際は、どのくらい家賃を上げれば工事費用や毎月の維持費が回収できるのか、きちんとシミュレーションしておく必要があります。また通信速度が速い会社を選び、セキュリティ対策も万全にしておきましょう。
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