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資産とは?財産との違いや運用方法について解説!


こんにちは!新・大家ライフスタッフの稲田です。

 

「老後に備えて資産形成が大切」といわれますが、実際にどのように運用したらいいかわからない方も多いのではないでしょうか。金融商品はたくさんあるうえ、損をするリスクも考えると、なかなか手が出しづらく悩んでいる方も多いでしょう。

 

この記事では、そもそも資産とは何なのか、どのような運用方法があるのかなど紹介します。資産運用で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

●●● 資産とは?財産との違い ●●●

資産と財産、似た言葉ですが意味合いは若干異なります。資産は、将来的に収益を生む可能性のある財産のことです。一方財産とは、金銭的価値を有するものの総体で、現金や預貯金以外にも宝石や不動産なども含みます。

ここでは具体的に資産と財産との違い、個人と会社による資産の違いについて解説します。

 

資産とは?財産との違い

資産とは、将来的に収益をもたらす可能性のある財産のことです。現金や預金だけでなく、建物や土地などすべての財産を指します。会社における資産は、機械設備や売掛金なども該当し、金額で評価できるものも資産です。

財産は金銭的価値を有するものの総体であり、金銭や不動産、宝石など幅広く指します。相続上では、借金によるマイナスの金銭も財産としてみなされます。

資産と財産の大きな違いは、将来的に金額がプラスになるかどうかです。

 

会社の資産と個人の資産

個人の資産は、金融資産の合計のことを指します。預貯金や土地、車、株式投資や保険なども該当します。

会社の資産は、流動資産・固定資産・繰延資産のことです。企業においては、商品の生産や生産のための仕入れの費用なども該当します。

 

●●● 資産は3つの種類に分けられる ●●●

資産は、3種類に分類できます。

・流動資産

・固定資産

・繰延資産

それぞれの特徴や違いについて、ここで詳しく解説します。

 

流動資産

流動資産とは、原則として1年以内に現金化できる資産のことです。流動資産は以下の3つに分類できます。

・当座資産

・棚卸資産

・その他の資産

特徴

該当するもの

当座資産

すぐに現金化できる資産

現金・普通預金・売掛金

棚卸資産

販売目的の資産

商品・材料

その他の資産

上記2つ以外の1年以内に回収できる資産

短期貸付金・前払金

上記表のとおり、流動資産の中でも、すぐに現金化できるものが当座資産です。棚卸資産は、事業での販売目的で、一時的に保有する資産を指します。商品の仕入れや製品を作り販売するような事業者が在庫として所有しているものです。

その他の資産とは、当座資産と棚卸資産以外で短期間に現金化あるいは費用化が見込める資産のことです。

 

固定資産

1年以内に現金化しないものや長期保有を目的とした資産が固定資産です。固定資産には、有形固定資産、無形固定資産の2つあります。

特徴

該当するもの

有形固定資産

形のあるもの・見えるもの

・建物

・器具・備品

・土地

無形固定資産

形のないもの・見えないもの

・借地権

・営業権

・商標権

長期保有目的の株や有価証券なども固定資産に該当します。

 

繰延資産

繰延資産とは、企業や個人事業主が支出する費用のうち、その支出の効果が1年以上続く資産のことを指します。該当するのは、創立費や開業費、開発費など、その効果が将来にわたって及ぶものです。

本来は費用として扱われますが、資産として繰延べられる財産として特殊な扱いをされます。

 

●●● おすすめの資産運用方法5選!特徴や魅力を紹介 ●●●

教育資金や老後資金など、将来に備えた資産形成が大切です。資産運用をすることで、インフレ対策や不労所得などのメリットがあります。

金融商品にはさまざまな種類がありますが、ここではおすすめの資産運用方法を5つ紹介します。初心者でもはじめやすいものをピックアップしたため、ぜひ参考にしてみてください。

 

銀行預金

銀行にお金を預けることを銀行預金といい、家計の基本であるので、普段利用している方も多いでしょう。銀行預金の特徴は、1,000万円まで元本が保証されており、安全性が高いことです。しかし、低金利政策の日本では、リターンが少ないデメリットがあります。

 

債券

銀行預金に続いて、比較的安全性の高い金融商品が債券です。債券とは、国や政府、企業などが、資金を集めるために発行する有価証券の一種です。債券は発行体によって大きく2つに分けられます。国や地方公共団体が発行するのが「公共債」、民間企業が発行するのが「民間債」です。

債券を購入することで、満期(返済期限)まで定期的に利息を受け取れます。また満期には額面金額が戻ってきます。債券は銀行預金よりも金利が高いのも魅力です。満期前に途中換金も可能ですが、市場価格での売却となります。市場金利が下がると、債券の価格は上がり、金利が上がると債券価格は下がります。

 

投資信託

投資初心者におすすめの金融商品が投資信託です。投資信託(ファンド)とは、複数の投資家から集めた資金を、ファンドマネージャーが株式や債券などに投資・運用する商品のことです。運用成果は投資家それぞれの投資額に応じて分配されます。

どのような金融商品に投資するかは、投資信託ごとの運用方針に基づいて専門家が行います。金融商品の選定から運用までプロに任せられるため、投資の専門的な知識がなくても始められるのが大きなメリットです。また少額からはじめられるため、はじめやすいのも魅力です。

しかし、元本が保証されている商品ではないため、運用がうまくいって利益が得られることもあれば運用がうまくいかず元本割れする可能性もあります。

 

株式投資

本格的に投資をはじめたい方は、株式投資がおすすめです。株式投資は、株式会社が資金集めとして発行する有価証券を購入することです。

株式投資のメリットは以下の3つです。

【キャピタルゲイン】

株価変動により購入した株が上昇し、売却することでその差額を得られること。たとえば、100万円で購入した株が110万円になり、売却すれば10万円の利益となる。

【インカムゲイン】

企業の業績によって、利益の一部が株主に還元される「配当金」のこと。

【株主優待】

株の保有数に応じて、企業から自社商品や優待券などを贈られること。遊園地のチケットやレストランの優待券、図書カードなど企業によってさまざまな株主優待がある。

このように株式投資には配当金や株主優待、売却益を得られるメリットがありますが、株価変動で損をするリスクもあります。100万円で購入した株が、株価変動で値下がりして90万円になれば、売却しても10万円損をしたことになります。銘柄の選定や売却のタイミングを見極めることが大切です。

 

不動産投資

不動産物件を購入して第三者に貸し出し、家賃収益を得る投資方法が不動産投資です。不動産投資には、マンションの1室を購入する「ワンルーム投資」とマンション一棟や住宅を丸ごと購入する「一棟買い投資」の2種類あります。

不動産投資の利益を得る方法は2つあります。継続的に得られる家賃収入「インカムゲイン」と、不動産を売却して得る売却益「キャピタルゲイン」です。

不動産投資は、ミドルリスク・ミドルリターンといわれ、安定したリターン(インカムゲイン)が得られるのが大きなメリットです。不動産投資は株式投資とは違い、資産価値が変動しにくく、物件に手を加えることで資産価値の向上もできます。

リスクとなるのは、空室と災害です。空室リスクは工夫次第で回避することもできます。新大家ライフでは、空室対策や賃貸経営についてのコンサルティングを行っているため、不動産投資に興味のある方はぜひご相談ください。

https://shin-ooya-life.7-16.work/

 

●●● 資産運用で押さえておきたいポイント3つ ●●●

投資にはリスクもあるため、無計画で資産運用をはじめれば失敗する可能性があります。特に生活に必要なお金を削って投資してしまえば、生活に支障をきたすかもしれません。使える資産を把握し、余裕資金を投資に回すことが大切です。ほかにも注意すべき点があります。ここでは、資産運用で押さえるべきポイントを3つ紹介します。

 

使える資金の把握をする

資産運用をはじめる前に、使える資金をしっかりと把握しておくことが大切です。資金を使う目的や時期によって以下の3つに分類できます。

・生活に必要なお金

・将来使う予定のあるお金

・当面使う予定のないお金

生活に必要なお金は、毎月の家賃や食費など、月々発生する生活費です。また万が一の怪我や病気などで備えておくべきお金でもあります。生活に必要なお金は、安全性が高く流動性のある銀行に預けておくのがおすすめです。預け入れておくべき金額の目安は、最低でも生活費の3〜6ヶ月分がよいといわれています。

将来使う予定のあるお金は、マイホームや車、子供の教育費や老後資金といった、ライフイベントに合わせて用意しておく資産です。必要な時期がいつなのか知り、将来的に育てていく必要があります。比較的安全性の高い運用商品で積み立てておくとよいでしょう。

当面使う予定のないお金は、上記に該当しない余裕資金のことです。ほかの資産に比べて自由度が高く、時間に縛られることもないため、積極的にリターンを狙って運用していくとよいでしょう。

 

目的を持ちプランを立てる

資産運用は無計画ではじめず、目標や目的を持って計画を立てていくことが大切です。なぜなら、目的やゴールによって選ぶ金融商品や取るリスクが異なるためです。

たとえば、「60歳までに5,000万円増やして、老後は贅沢をしたい」といった目的であれば、ある程度リスクが高くてもリターンを期待できる金融商品を選ぶ必要があるでしょう。一方、老後のためにコツコツ増やすのであれば、リスクの少ない金融商品で積み立てておく必要があります。

このように守りの運用なのか攻めの運用なのか、運用方針を決めてポートフォリオを考えることが大切です。ポートフォリオとは、保有する(保有を予定している)資産の組み合わせやその比率のことです。

簡単なポートフォリオ例を紹介します。

・守りの運用=国内債券60%・国内株式20%・国内REIT20%

・攻めの運用=外国株式60%・先進国債券20%・新興国株式20%

このように、運用方針に応じてポートフォリオを作ることが大切です。

 

分散投資でリスクを回避する

投資にはリスクがつきものですが、リスクを回避する方法もあります。その手法のひとつが「分散投資」です。

分散投資には以下の3つがあります。

・資産や銘柄の分散

・地域の分散

・時間(時期の分散)

資産・銘柄の分散は、同じ商品に投資するのではなく、異なる金融商品や銘柄に分けて投資することです。金融商品を分けることで、一方が失敗して損をしても、もう一方で相殺できるケースがあります。

地域の分散は、投資対象となっている国や地域を分けて投資することです。為替変動や経済の動向によって、異なる地域ごとにさまざまな値動きをします。その値動きの違いに着目して、地域を分けて投資することでリスクを回避する手法です。

時間・時期の分散は、投資するタイミング(時期)をずらして投資することです。株式に投資においては、「価格が低い時期には多めに投資し、価格が高い時期には少なめに投資する」といったように時間をずらしてリスクを回避できます。

「たまごはひとつのカゴに盛るな」という投資の格言でもありますが、分散投資をすることでリスクが回避できます。

 

まとめ:資産とは将来的に価値を生み出す財産

資産とは、将来的に価値を生む財産のことです。教育資金や老後資金といった将来に備えて、資産を形成していくことが大切です。

資産運用をはじめる際は、使える資産を把握し、計画的に行いましょう。

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